人生一発逆転を狙えば狙うほど、あなたの価値は地に落ちていく【泥臭くあれ】

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過去の自分に言って聞かせたい。

「目標は高く、でも泥臭くあれ

目次

青春失格

高望みの多い生涯を送って来ました。

  • 中学生の頃は、野球部のエースになって高校生になったら甲子園行きたかった。
  • 高校生の頃は、将来バンドのヴォーカルになって自分の歌で聴く人に感動を与えたかった。
  • 浪人時代は、東大に進学して、宇宙物理学者になりたかった。
  • フリーターの頃は、株で一発当てて億万長者になって、一生やりたいことやって暮したかった。

結果的に、今の時点ではただのひとつも叶っておらず、

何者にもならないまま、今年の夏に31歳の誕生日を迎える。

どれも自分の身に余るような高すぎる目標だから、

だから叶わない。

そう思い込んで知ったふりして、

もう身の丈に合った目標しか持ちませんとなってしまえば

それは楽でしょうけど。

そうやって考えることを放棄して楽をするって言うのは

それこそ、これまで生きてきた時間を無駄にする行為に等しく、

僕の性格としては、なぜ上手くいかなかったのか

ちゃんと考えてみたいのであります。

泥臭い行動が伴わない一発逆転指向は、ただのギャンブル

結論から言ってしまえば、

どの時代においても本気の積み上げをしてこなかったように思う。

野球部のエースになりたかった中学生時代

僕自身、野球は中学から始めたけど、

レギュラーになるのは決まって小学校からのスポ少経験者だった。

今思えば、本当はこの経験の差を埋めて突き放すだけの

勉強や練習量が必要だったはずだけど、

当時の僕にはそんな考えは無かった。

一応自分でも、家で素振りをしたり、

壁に向かってひたすらボールを投げ込んだり、

練習前にはいつもグランド10周とか走ってから練習に参加してたけれど、

どれもただ何となくやっていただけで、

明確な戦略はなく、要は考えていなかった。

致命的だと思ったのは、中学校の3年間で野球をやっていたものの

大雑把なルールしか把握しておらず、いまだに細かいルールが良くわかっていないこと。

だから、運よく試合に出させてもらったときも

自分のやるべきことに確信が持てず、思い切ったプレーが出来ないでいた。

時間はあったはずなのに、何となく面倒で

もっと野球のルールについて詳しく勉強することから逃げていた自分がいた。

バンドを組んでヴォーカルをやりたかった高校生時代

いまになって思う最低限やるべきこと

  • 軽音部に入るかバンドを組む
  • バイトをして楽器を買って練習する

社会怖いコミュ障には無理でした・・・・。

これはほんとに夢想しただけで、

バンドを組むことも、バイトをすることも、楽器を買う事もなく、

いつかやりたいと思って終わりました。

東大に行きたかった浪人生時代

偏差値40台からの東大受験。

東大に行きたい理由はいろいろあったものの

東大さえ行けば人生一発逆転できるんじゃないか

何者かになれるんじゃないか

そう思ったのも事実。

この時はアルバイトをしながら6年間も浪人しました。

勉強自体の楽しさには気づくことが出来て

好きな分野の勉強をすることは楽しかったけど

受験勉強という意味では全く積み上げることが出来なかった。

そんな6年間でした。

本を読むことは好きだったけど

テストの問題を解くという行為には全く身が入らないのです。

やるべきことが出来ていない

ずっとそんな思いで過ごしていました。

株で一発逆転したかったフリーター時代

金さえあれば人生逆転できる。

そう思って、なけなしの10万円からトレードを始めました。

株に関する本も、何冊も買って読みましたが、

結果は3万円負けて撤退。

負けたことは予想通りだったものの、

少ない資金で大きな利益を得るのは無理だという事を悟りました。

大切なのは、まずはお金をたくさん稼ぐか節約しまくって

戦えるだけの軍資金を作ること。

そう思って就職したものの、いまだに貯金すらまともに出来ない生活を続けている現実。

結局、夢ばかり見て、行動から逃げ続けてきた

野球でエースになりたいなら、

最低限、野球のルールは頭に叩き込むべきだった。

バンドを組みたいなら、

地道に声を掛けてメンバーを集めたり、

バイトでお金を貯めて楽器を買って、練習をするべきだった。

東大に行きたいなら、

受験と割り切って、総合点で勝つための勉強にコミットするべきだった。

株で一発逆転したいなら、

まともに戦えるだけの軍資金を用意する努力をするべきだった。

そういう泥臭い地道な行動から逃げ続けてきた結果、

夢は夢のまま、実現することはおろか、

近づいている実感すら得られていないのだと思う。

なぜなら、高い目標と現実のギャップを

泥臭く行動することで埋めて行くことが唯一目標を実現する方法だからだ。

目標は夢見ているだけで実現することはあり得ない。

泥臭い行動でギャップを埋めることなく目標達成しようとする行為は

ただのギャンブルである。

目標によっては天文学的確率で

まれに成功する人が出てくるかもしれないが

再現性が一切なく、ほとんどの人は失敗する道だ。

勝つべくして勝たなければ、人生をただ浪費して終わる

目標があるなら、

自分の得意も不得意も良く理解して、それに合わせて戦略を立てて

その戦略に従って泥臭く行動しなければ簡単に負ける。

戦略と行動、どちらが欠けても目標は達成できない。

検討違いの努力をしても時間の無駄だし

戦略だけ立てて満足しても、現実は一切変わらないからだ。

人生はほんとうにあっという間。

ギャンブルに時間を浪費し続けるのではなく

ちゃんと頭を使って、最善と思える行動を積み上げることで

勝率をできるだけ高めた挑戦を続けたいものです。

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この記事を書いた人

6浪したり、フリーターだったり、文系なのにガリレオに憧れて物理を独学してみたり、紆余曲折を経て会社員になった、中二病が治らない30代。「やりたいことが分からない」が分からない。いつも「かっこいい!」と感じる何かに突き動かされて多忙な毎日を送る。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • まさしく私に向けて書いたような記事でした。私も似たような青春を歩んできたので、共感出来る面は多々あります。

    中学時代は進学校を目指して、塾では辛うじて一番上のクラスにいましたが、その中では最下位争いの落ちこぼれでした。塾の先生から才能がないと遠回しに言われたり、クラス全員の前で自らドヤ顔で語った勉強方法を学校の先生にあっさりと訂正される程度には、勉強方法を間違えていたので、目指していた進学校には勿論受かりませんでした。

    高校時代は現役旧帝合格+部活のエースになろうと思い、練習を重ね、一時期は部内でエースに躍り出るも、ADHD気質であり、当時は頑固で人の話を全然聞かなかったので、周りから煙たがられていた面もあり、そして協調性のない性格が裏目に出て、部内で干されてしまいました。

    部活で干された悔しさ等から、勉強も部活も嫌気がさして、今度はロックバンドで売れてやると思い、大金を叩いてギターを購入するも、買ったギターはアコースティックギターというまさかの大失態も犯しました。勿論ギターの練習はすぐに挫折しました。

    その後の浪人生活は、こないだ述べた通りです。

    目的を明確に決めて、地道に階段を一段ずつ上がっていくこと、これに勝る近道はないと思います。

    一発逆転なんてない、継続し続けることが、目標に近づく最良の手段でしかないと改めて自分に言い聞かせました。

    PGという職業に巡り合えた点では、私の人生は無駄ではないと思っています。げんじさんもプログラミングがお好きなようなので、いつかPGないしSEとして同じフィールドで、共に高め合える存在でいられたらな、と思いました!

    • 断酒なうさん。いつもコメントありがとうございます!
      勉強に部活に音楽へ行こうとしたところまで、
      プログラミングに行きつくまでの紆余曲折の過程が私と非常に似ていて親近感が沸きます。

      たとえかろうじてではあっても、塾で一番上のクラスに入れたことや
      一時的にでも部活でエースになれたこと、
      ギターを実際に買って練習するところまで行動できていることを鑑みるに
      僕よりも一段上のポテンシャルと行動力を感じます。

      >げんじさんもプログラミングがお好きなようなので、
      >いつかPGないしSEとして同じフィールドで、
      >共に高め合える存在でいられたらな、と思いました!

      嬉しいお言葉ありがとうございます!

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