抽象度の高い仕事をやり切るコツは、まず仮説を立てるところから【大卒に負けない仕事術】

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抽象度の高い仕事とは

指示内容がざっくりしている仕事だ。

例えば、会社をPRしたいからホームページを作って!

やり方は任せる!!

みたいなやつだ。

入社して初めのうちは、すでにやり方の決まっている仕事を

そのとおり覚えて、そのとおりにこなしていく

という単純作業的な仕事を任されることが多いかもしれないが、

あなたの成長を願う心優しい上司は

ときおり、このような抽象度の高い仕事を振って部下の成長を促そうとする。

ここで、

いや、ふざけんな!

ホームページの作り方なんて知らねぇよ!

と文句を垂れるのか、

よっしゃ!

ホームページなんて作ったことも無いけど、

これは仕事を通して成長できるいい機会だ!

がんばろう!

となるかで、今後のあなたの成長度合いは

天と地ほどの差が生まれると言っても過言ではないはずだ。

そもそも、ホワイトカラーの頭脳労働者にとって

抽象度の高い仕事を任せてもらえるというのは

プロ野球選手が試合に出してもらえるのと同じくらい

チャンスを与えられているという事だ。

もしもあなたが高卒でくすぶっているのなら、ホワイトカラー=頭脳労働=大卒(笑)

みたいな不条理な世間の一般常識を、この仕事をやりとげることで

粉々に打ち砕いてやろうじゃないか。

今回はそのコツを伝授する。(偉そうに言ってみたかった)

目次

抽象度の高い仕事をやり切るコツ

抽象度の高い仕事をやり切るコツは以下の3ステップだ。

  1. ゴールまでの仮説を立てる
  2. 上司から早い段階でフィードバックをもらう
  3. やるべきタスクを具体化し細分化して実行する

ゴールまでの仮説を立てる

まずは自分なりでいいので、

振られた仕事をどういう手順でやれば完了させることが出来るのか、

仮説を立てるところから始める。

例えば、ホームページ作成だったら、

  1. サイト作成の目的を明確にする
  2. サイトのタイトルを決める
  3. サイトのURLを決める
  4. どんなコンテンツを掲載するかを決める
  5. サイトのページ構成を決める
  6. サイトを作成する
  7. 完成版サイトを上司にレビューしてもらう
  8. サーバーを借りる
  9. ドメインを取得する
  10. サーバーにサイトをアップロードする

みたいな感じに

一番最初は、調べずに、自分の思い浮かぶものを

ガーっと書き出すくらいでいい。

最初から入念に調べようとすると、

時間ばかり経つ割に全く前に進まないなんてこともあるから注意が必要だ。

検索は、一旦自分が組み立てた仮説を補強したり

微調整するために使おう。

もし、本当に何も思いつかない。

何も出てきません! という事であれば、時間を決めて調べるようにしよう。

上司から早い段階でフィードバックをもらう

自分で仮説を考えて、

こういう方向性で進めていきたい! というのが何となく固まったら

その時点で仕事を依頼してきた上司に方向性の確認をさせてもらおう。

もしこの段階で、あまり時間を掛けずに

作成するサイトのプロトタイプのようなものを作れるのであれば

それも一緒に見てもらうのがいいと思う。

言葉だけで説明するよりもイメージしてもらいやすいからだ。

上司から早めにフィードバックをもらう理由は

立てた仮説が全くの見当違いだった場合に、早い段階で大幅な軌道修正をしたり、

仮説の過不足を補強することが出来るからだ。

場合によっては、思いつきもしなかったアドバイスをもらうこともあるだろう。

その後も定期的にフィードバックをもらいながら修正を加え

依頼主のやってほしいことと、自分のやるべきことを一致させていくことで

大きく外すことは無くなるので安心だ。

ただし、ここでひとつ注意しなければいけないのは

自分で立てた仮説もなしに、

仕事を振られたそばから1から10まで上司に指示を仰いではいけないという事だ。

頭脳労働者は頭脳を使うのが仕事だ。

言われたことを言われたとおりに1から10までこなすでは、

まったく頭脳を使っていない。

働いていないのと同じである。

あくまで、自分はこう思う。

自分はこうしたい。 という意見を持った上で、

上司の意見とすり合わせをすることが大切なのである。

やるべきタスクを具体化し細分化して実行する

ゴールまでの大体の道筋が決まったのであれば

次にやるべきは具体化と細分化だ。

具体的にどんなアクションをするのか決め

タスクレベルに細分化して実行する。

もしあなたが大企業に勤めているのであれば

サーバーを借りるという一つの工程をとっても

仮に社内にあるサーバーを使うのであれば

適切な部署に適切な手順で申請を出す必要があるだろう。

その場合の、

  1. 申請書を書く
  2. 自分の上司の承認をもらう
  3. 申請書の受付けを担当している部署に提出する

みたいな具体的なタスクレベルに、やるべきことを落とし込むことで

とるべきアクションはより明確になるし、問題点や課題点も発見しやすくなる。

そして、もしチームでこの仕事をやっているのであれば

チームメンバーにタスクを割り振ることも出来る。

どのタスクをいつまでにやる。

まで明確に出来れば、よりパーフェクトだ。

まとめ

抽象度の高い仕事をやり切るための3ステップ。

  1. ゴールまでの仮説を立てる
  2. 上司から早い段階でフィードバックをもらう
  3. やるべきタスクを具体化し細分化して実行する

これなら俺にもできそう! なんて思ってもらえれば幸せだ。

最後に簡単に復習をしようと思う。

  1. ゴールまでの仮説を立てる。
    自分なりに、振られた仕事を完了させるまでの道筋を一旦組み立てよう。
  2. 上司から早い段階でフィードバックをもらう
    自分の仮説が概ね合っているか、早い段階で確認しよう。
  3. やるべきタスクを具体化し細分化して実行する
    抽象度の高い仕事を具体的なタスクに落とし込もう。

この手順を身に着けておけば

一見丸投げで無茶ぶりに思えるような上司の愛も

きっちり打ち返すことが出来るはず。

いきなり全部完璧に出来なくても、

自分なりの仮説を立てて、早めにフィードバックをもらう。

だけでも、頭脳労働の8割は終わったようなもの。

後は進めていく中で発生する問題に適時立ち向かいながら

粛々と作業を進めるだけだ。

やっていくうちにセンスも自然と磨かれていくことになるだろう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

それでは!

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この記事を書いた人

6浪したり、フリーターだったり、文系なのにガリレオに憧れて物理を独学してみたり、紆余曲折を経て会社員になった、中二病が治らない30代。「やりたいことが分からない」が分からない。いつも「かっこいい!」と感じる何かに突き動かされて多忙な毎日を送る。

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