外の仕事はもう嫌だ!
クーラーの効いたオフィスでぬくぬくパソコン関係の仕事がしたい!
でも、スキルが無い…(T_T)
バイト生活から抜け出して、クーラーの効いたオフィスで
パソコンをカチャカチャやってお金が欲しいけど、
そもそも実務でパソコンを使ったことが無いと、
自信が持てず、なかなか就職活動が進まなかったりしますよね。
でも、大丈夫です。
高卒でも、
バイトしかしたこと無くても、
仕事でパソコンを使ったことが無くても、
ホワイトカラーにはなれます。
ホワイトカラーは大卒の特権じゃないと断言します。
基本給は大卒より多少劣りますが、
頭脳労働に自体には高卒も大卒も関係ありません。
私も今でこそ、オフィスでぬくぬく事務仕事をしていますが、
数年前までは工事現場で交通誘導をするフリーターでした。
当時の自分は、学歴も高卒だし、パソコンなんて仕事で使ったこと無いし、
一生このまま身体を削って生活していくことになるのかな…と絶望しましたが、
地道に道具をそろえ、勉強し、就職活動を続けたことで何とか事務職に就くことが出来ました。
今回は私がホワイトカラー職である事務職に就職できた体験をもとに、
高卒フリーターから事務職に就くための行動として、大切だと思ったポイントを紹介します。
あなたの就職活動の参考になれば幸いです。
パソコンに慣れる
Word使えますか?
Excel使えますか?
仕事でパソコンは使ったことありますか?
これはもう、ほぼ間違いなく面接で聞かれます。
職場や職種にもよりますが、ペーパーレスが叫ばれる現代において、
ホワイトカラーの仕事のほとんどはパソコンの操作によって行われるからです。
私も事務系の仕事をしていますが、メールも会議も集計や資料作りも、
パソコン操作が関わらない場面が無いくらいです。
だとすれば、
パソコンに慣れているかどうかは、
就活において「超重要」だという事です。
たとえ実務でパソコンを使ったことが無くても、
パソコン使えますと自信を持って言えれば、
大きなアドバンテージになります。
もし、あなたがパソコンを持っていないのだとしたら
今すぐ買いましょう。
スマホではダメです。
スマホとパソコンでは、できることの差がまだまだ大きいです。
既に何かしらパソコンを持っている人はそれでOKですが
新しく買う場合はWindows10がいいでしょう。
ちなみに、私が当時使っていたのは、価格.comで買った1万5000円の中古の
thinkpadというノートパソコンでした。
大人になるまでパソコンをほとんど触らずに生きてきましたが、
パソコンを手に入れたおかげで、確実に人生は変わりました。
安くても十分なので、まずは手に入れ、触ってみることが大切です。
(RPGで、はじまりの町の初期装備からエクスカリバーが不要なのと同じ理由です。)
でも、パソコンなんてGoogle検索したり
Netflixで映画観るくらいしかやったことないよ~(T_T)
パソコンに慣れろって、具体的に何やんのさ?
って感じだと思いますので、
ここからは、手っ取り早くパソコンに慣れる方法を紹介します。
プログラミングを勉強する
なんでいきなりプログラミング?
事務職じゃないの?
たとえ事務職希望でも、プログラミングを学んでおくと良いことがあるのです。
プログラミングをやるメリットは3つ。
- 手作業を自動化して、圧倒的な生産性を叩き出せる。
- 検索力や自力で問題解決する能力が身につく。
- アプリケーションの操作をすぐに覚えられるようになる。
手作業を自動化して、圧倒的な生産性を叩き出せる。
プログラムを書くという事は、
パソコンの操作を一部自動化するという事なので、
あなたが将来任されるであろう事務作業も、
工夫次第ではプログラムを書くことで、
ミスなく、自動で、素早く処理できるようになります。
数時間かかる作業が一瞬でできれば、効率めっちゃ良いですよね。
検索力や自力で問題解決する能力が身につく。
断言します。
あなたはプログラミングを勉強する過程で、
たくさんの困難にぶち当たります。
そして、それを解決するために必要な能力は、
分からないことを自力で調べたり、
仮説を立て、地道に検証し、問題を原因を見極め、対策を立てる力です。
プログラミングをすることで、
自然とあなたの問題解決能力が鍛えられます。
アプリケーションの操作をすぐに覚えられるようになる。
どんなアプリもプログラムで動いています。
WordもExcelもYoutubeさえもです。
なのでプログラミングを少しかじっておくと
どんなアプリケーションも、その裏側の処理がなんとなくイメージできるので
習得の際の心理的ハードルが圧倒的に下がります。
「パソコン操作=アプリケーションの操作」なので、
プログラミングを学ぶことは
パソコン操作を覚えるのに、めちゃくちゃ役に立つのです。
プログラミングの勉強方法
具体的には言語はC言語でもJavaでもPythonでも何でもいいので、一言語だけ選び、
プログラミングの入門書に書いてあるソースコードを入力し
実行して結果を確認する。
という作業を入門書一冊分、一通りやり切るだけです。
参考までに、私がやったことのある参考書を紹介します。
↓Java
スッキリわかるJava入門 第3版 スッキリわかるシリーズ
内容は一度で完全理解することはおそらく不可能なので、
実行結果を見ながら、こんな感じに動くのね~(。・ω・。)
と、なんとなくの理解でどんどん先に進みましょう。
MS Officeに慣れる
プログラミングの入門書を一冊通しでやり切ったら、
次はMS Officeを触ってみましょう。
むしろ事務職であれば、仕事の大部分はこの
MS Officeで完結する人も多いかもしれません。
なお、MS Officeは有料ライセンスなので、買う必要があります。
注意しなければならないのは、WPS Officeみたいな互換ソフトではなく、
MS Officeを触り慣れる必要があるという事です。
互換ソフトは安いですが、実務で使うことはおそらく無いので、
素直にMS Officeを買っておくのがオススメです。
いろいろプランがありますが、
Word、Excel、PowerPointの3つが含まれている家庭向けのものが良いでしょう。
買い切り版は、4万円近くしますが、
月額のサブスクリプションであれば月当たり1000円弱で契約できます。
月額のサブスクリプションは最初の一カ月は無料版が使えるので、
一カ月だけ集中して学習するのであればこれでもいいかもしれません。
Word、Excel、PowerPointの機能に慣れる
MS Officeを手に入れたら、
Word、Excel、PowerPointの機能を色々いじってみましょう。
具体的にはそれぞれのアプリを使って何かを作ってみるのがオススメです。
WordやExcelは、実際に就活で使用する履歴書を作ってみるとかいいかもしれませんね。
ネットにひな型はいくらでも落ちているので、
それを見ながら同じように作成してみるとかです。
私も就活の際は、WordかExcelで作成した履歴書を実際に使ってました。
ネットで拾ったひな型をちょっと改造して、書きたくない項目は勝手に消したり、
志望動機はたくさん書くなと思ったので、志望動機欄はその分大きくしたりして、
最終的にA4用紙1枚に全てが収まるように作って提出してました。
応募先の企業によっては、紙ではなく電子での履歴書提出を求められたりするので、
準備して損はないかと思います。
Word、Excel、PowerPointをなんとなくで良いので、
一通り操作感を掴んだら、次はExcel VBAに挑戦します。
Excel VBAを学ぶ
Excel VBAとはExcelを自動で動かすプログラミング言語の名前です。
事務作業はExcelを使う場面が非常に多いですが、
Excel VBAは、この事務作業を自動化するのに大きな威力を発揮します。
またプログラミング? と思うかもしれませんが、
一度、本格的なプログラミング言語を学んでいるあなたは、
Excel VBAなんて怖くありません。
基本的な考え方は、C言語もJavaもExcel VBAも同じです。
むしろ、プログラミングを一度学んでいることを取っ掛かりとして
Excel VBAに挑戦することで、Excel自体の機能にも慣れ親しむことが出来ます。
Excel VBAのはじめ方については、記事を書いたので参考にしてみて下さい。
パソコン使えますか?
- パソコンを持っている。
- プログラミングを勉強したことがある。
- Wordを使ったことがある。
- Excelを使ったことがある。
- PowerPointを使ったことがある。
- Excel VBAを勉強している。
ここまで来れば、パソコン使えますか?
という質問に対して、上記の回答が出来ます。
高卒でパソコン触ったことないけど事務やってみたいです!
よりは、
今まではパソコンすらまともに触ったことありませんでしたが、
今回事務職に応募することをきっかけにパソコンを買いました。
とは言え、右も左も分からない状態ですので、まずは
プログラミングを通してアプリケーションが動く仕組みを学んで、
その上でMS OfficeとExcel VBAも勉強中です!
この知識を御社の実務で生かし、もっと深めたいと考えております!
みたいに答えられる方が、熱意も説得力も段違いです。
ワンチャン、あなたにポテンシャルを感じて雇ってくれるかもしれません( ^ω^)・・
実際に働いてみて分かった大切な事
チャンスを逃さない
意外と給料が安いとか、残業が多そうとか、思ってた職種と違う…
内定はもらえそうだけど、100%自分の思い通りにはいかなそう…。
みたいな状況でも、とりあえず引き受けて挑戦してみるというのが
結構大事だと思います。
最後は自分が何を大切にするかなので、
絶対譲れない条件もあると思いますが、
なんせ、こちとら高卒のスキル無しのフリーターです。
完全にゼロの状態から、ホワイトカラーの実務の現場に飛び込めるチャンスが
ほんのわずかにでもあるのならば、飛び込んで掴み取らない手はないはず。
一旦その世界に飛び込んでみて、やっぱりなんか違うと思っても、
その時はあなたはただのフリーターの頃とは大違い。
立派な実務経験者になっています。
そこからさらに希望の職場へ転職し、ステップアップする道もあるのです。
今の仕事に真剣に向き合う
今のアルバイト、真剣にやってますか?
何か仕事を与えられたとき、どうやってその役割を全うするのか、
トラブルが発生した時、どうやってその事態を収拾するのか。
すべて自分事として取り扱い、問題解決をする姿勢が大切です。
なぜならば、結局は、就職した後にホワイトカラーとしてやるのは
そういう仕事だからです。
なので、今やっている仕事に対する姿勢を、
もし面接で質問されたときにちゃんと答えられれば、
うちでも活躍してくれそうだぞと、面接官に思わせることが出来るかもしれません。
↓参考までに。会社員が具体的にどんな仕事をやっているのか? 解説した記事です。
最後に
いかがだったでしょうか。
色々書きましたが、これらが私が現在の職を得るまでにやったこと
+就職した後に大事だと思ったポイントです。
プログラミングに関しては、もともとエンジニアを目指して始めたことが
結果的にパソコンを理解するにも
事務作業をするにも、めっちゃ役に立っている感じですが、
なんにせよ、挑戦してみて得るものは大きいはず。
もし参考になった! と思ったところがあれば取り入れてもらって
あなたの就活に少しでも貢献できれば幸いです。
この記事をきっかけに、就職成功する人が一人でも増えて、
高卒フリーターからホワイトカラーに転職が
当たり前の世の中になることを願っています。
それではっ!
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