このままこの仕事を続けて何の意味があるのか?
入社して5年目にもなると、そんな事を考える余裕が生まれてきました。
フリーターだった頃は、就職して会社員にさえなってしまえば、もう悩むことは無く、
夢中になって与えられた役割を粛々とこなすことで
ああ、俺、いま仕事してるっ!
という充実感を得られると思っていました。
確かに初めのうちは、毎日がはじめての経験の連続で、
充実した毎日を送っていました。
フリーターの頃は、居酒屋のキッチンや警備員のような体力仕事しかしたことが無かったので
オフィスで自分専用のパソコンを支給されて働くというのは新鮮過ぎる経験だったんですね。
でも、流石に飽きてきた!!!
はじめはパソコンを使った単純な事務作業からも学ぶことが多く、
やればやっただけ出来ることが増えていくのが楽しかったです。
研修にも積極的に参加して、職場で推奨されている資格があれば
積極的に勉強して、受検して、仕事も夜遅くまで残って、やり切って、
充実した毎日を送っていました。
でも人間は、どんなに望んだ環境に身を置いても、
慣れてしまうと飽きてくるんですね!
日々のルーチンワークには何の面白みも感じることが無くなり、
何か問い合わせを受けたり、相談を受けても、あれをああして、こうして、と
大体の解決策はあまり考えなくても返せるくらいには、担当の仕事に慣れてしまいました。
年数を重ねるごとに、はじめは刺激に溢れていた毎日が、
だんだんぬるま湯に感じるようになって来て、
この仕事にはどんな価値あるのだろうか? とか
こんな仕事で会社や社会全体の利益に貢献することはできているのだろうか? のように、
ちょっと壮大な感じですが(笑)
ただ目の前の仕事をこなせばそれで満足だった状態から、
仕事のその先にある、その仕事自体の意義を考えるようになっていきました。
飽きるというのは成長した証拠
とは言え、仕事に飽きてしまうというのは決して悪い事ばかりではないとも思っています。
世間一般的には、飽きるというのはあまりいいイメージが無いかもしれませんが、
逆に、今までやってきた仕事に飽きるというのは、それだけ自分が成長し、
より付加価値の高い活動ができるような土台が出来てきた証拠とも言えるからです。
以下が、僕の仕事に対する意識の変化です。
- フリーター時代 ➡ 最低限の労力で、無難に働いてお金が欲しい。
- 会社員なりたて ➡ 自分の担当の仕事を、粛々とこなしていれば安定して月給がもらえる。
- 現在 ➡ 自分の担当の仕事を通して、会社や社会により大きな利益をもたらすためには、どう動くべきか? をいつも考えている。
時を経るごとに、どんどん意識高い系にシフトしていくのが伺えますね( ^ω^)・・・
もはや現在の意識の高さに、フリーター時代の面影はまったくありません。
これからは自分が何かを生み出す番
今までは、先輩の社員達が作り上げてきた職場で
先輩たちの作ってきた仕事のやり方や、土台を使わせてもらって、
日々の仕事をこなしていました。
でも、これからは自分が仕事のやり方だったり、
ルールを作り上げる番になったのだと思います。
作り上げると言っても、過去の遺産をすべて無き者にして
一から作り上げるというわけではなく、
過去の遺産でよかったものはそのまま生かしつつ、
不都合がある部分はどんどん自分で作り変えていって、
より最適化されたプロセスになるように作り込んでいくという事です。
担当の仕事を飽きるほどやり込んだ今だからこそ、僕はそれが出来るのだと信じて、
ただ目の前の仕事をこなすだけではなく、
大きな付加価値をもたらすことが出来るような仕事を心がけていきたいと思います。
コメント