今回は、マコなり社長さんが「【暴露】飲食業界の語られない闇 TOP3」という動画で、
飲食業界の闇の一つとして取り上げていた
「給料ゼロの時間外労働が常態化している」という話について、
昔、某居酒屋チェーン店でアルバイトをしていた私が
実際に体験したことを、ありのままに書いてみようと思います。
とはいえ私が働いていたのは10年以上も前のこと。ほんとうに昔の話です。
この動画で言及されている「いまだに給料ゼロの時間外労働が常態化している、とある上場している某居酒屋チェーン」が、
僕の働いていた居酒屋チェーンと同じところじゃないことを願うばかりです( ^ω^)・・・
「給料ゼロの時間外労働が常態化している」という話について
着替えが勤務時間に入らないのは普通だと思っていた
着替え時間ですが、もちろん勤務時間には入っておりませんでした。
僕が勤務していた居酒屋では、勤務開始時刻は着替えが終わって、キッチンに入ったことろからです。
仕事が終わって勤怠を切るのも、もちろん着替えに入る前でした!
とは言え、正直、この着替え時間が勤務時間に入ってないというのは、アルバイトあるあるかなとも思っていて、
別業界でも同じ経験をしたことがあるので、飲食に限らないのかなとも思っています。
動画では業務上必要な着替えの時間が、勤務時間と認められた判例が紹介されていましたが、
正直、目から鱗でした。
締め作業の途中で勤怠を切らされた話
これは心情的には難しいところではありますが、
やっぱり新人の頃は他の方と比べて、自分だけ締め作業が遅いわけで、
勤怠を途中で切らされることは確かにありました。
今であれば、そこも教育の内として会社がコストを払うべきだと思えるのですが、
アルバイトしか経験が無いと、自分だけ作業が遅いっていう罪悪感もあって、
そういうもんなのかなと納得しちゃうんですね。
強制大掃除(無給)
これは年末の事だったか、記憶が曖昧ですが、
一度お店の大掃除があって、それが、締め作業が終わって勤怠を切った後の
朝の7時くらいから始まったんですね。
内容としては、普段自分が担当しているポジションを念入りに掃除するわけですが、
だいたい10時くらいまでの約3時間は無給の大掃除タイムでした。
これは社会のことを何も知らない若造の僕でも流石におかしいんじゃないか!?
と疑問をもっていましたが、
周りの同じアルバイトの人たちも当たり前のように掃除をしているので、
結局断ることが出来ずに掃除してました。
ちなみに、この掃除をした日のシフトも15時からだったので、
自宅から往復2時間かかる僕は、家に帰ることを断念し、
店で仮眠をとって、また15時から働きました( ^ω^)・・・
タイムテーブルは大体こんな感じだったと思います。
- 15時~翌朝7時まで仕事
- 7時~10時まで大掃除(無給)
- 10時~15時まで仮眠(お店で、実質寝れたのは3時間くらい・・・)
- 15時~翌朝7時まで仕事
けっこう過酷ですね!
率先して無給労働するバイトたち
これが何より闇深いと思っているのですが、
職場の空気感として無償の時間外労働は当たり前みたいな雰囲気があったんですよね。
先ほどの大掃除の話もそうでしたが、
アルバイトの人たちが率先して無給労働をするのです。
印象深かったのは、当日シフトに入っていなかったバイトメンバー数人が
お店に飲みに来ていて、その流れで締め作業を手伝ってから帰ったことですね。
彼らは、シフトには入っていなかったので、当然無給労働だったと思います。
もちろん、彼らは自分がやりたくてやっていただけだと思うので良いのですが、
会社側がそれを甘んじて受け入れるのは良くないよなとも思います。
最後に:派遣社員の方がよっぽどホワイト
というわけで、昔の体験を振り返って色々書いてみましたが、
こうやって見ると、飲食業界、労働者から見る景色としては真っ黒ですね!
もちろん、僕が経験したのは数ある飲食店の中でも、たったの1店舗だけなので、
すべてがそうと言うつもりは有りませんが、個人的には、飲食店でアルバイトをするくらいなら、
派遣で事務でもやってた方がよっぽどホワイトかなと思います。(ポジショントークです 笑)
これは偏見かもしれませんが、
そもそもアルバイトがメインで使われてる職場ってブラック化しやすいんじゃないかなと思うんですよね。
その証拠に、ほとんど正社員しかいない会社勤めになってからはだいぶホワイトになりました。
- 仕事の準備は始業時間ぴったりから始めればいいし
- 年末の大掃除だってちゃんと労働時間としてカウントされる
- 残業時間も間違って少なく申請してしまう事があると、理由を聞かれて多い方に訂正されます。
フリーター辞めて就職して本当に良かったと思ってます。
興味があれば、こちらも読んでみて下さい。
それではっ!
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