未経験からプログラマーに転職したい人にはVBAがオススメな理由

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はじめに断っておくと、私自身はプログラマーとしての就業経験はありません。

ですが、プログラミング自体は大好きで、職場ではわりとVBAを書いて仕事を時短するツールを作っていたり、プライベートでもPythonとかjQuery(Javascript)などを趣味で書いています。

そんな経験からプログラマーに転職したい人は、とりあえずExcel VBAやっておけば転職しやすくなるんじゃないかなーと感じた事があったので、そう考えるに至った理由をいくつか紹介していこうと思います。

目次

プログラミング経験者になれる

私も何度か面接を受けたことがあるのでわかりますが、技術職というのは実務経験があるかどうか、技術力があるかどうかという点がとても重視されます。

簡単に言うと、プログラム書けんのか、書けねぇのか、というのがとても重要なポイントなわけです。

そのため、建前上は未経験OKとうたって広く人材を募集している企業も、同じような人材であれば、プログラミングをやったことが無いけどプログラマーになりたいと言って面接を受けに来る人よりも、少しでもプログラミング経験があって、もっと本格的な開発がしたいと言って面接に来る人の方が、欲しいわけです。(と私は思います。)

世間には、Excel VBAはプログラミング言語じゃないとか宣う人も一定数存在しますが、VBAだってExcelのマクロという機能を実現するための立派なプログラミング言語なわけで、基本的な書き方や考え方は他のプログラミング言語と同じです。

なので、VBAを書いたことがあるという経験は、プログラミングを全くやったことが無くて面接を受けに来る人と比べた場合、たとえ業務としての開発は未経験でも、プログラミング経験があるとしてアピールポイントになるわけです。

勉強時間を生み出すことができる

ただ、それなら別にVBAじゃなくても、JavaとかPythonとか、他のもっと本格的なプログラミング言語でもいいんじゃない?という意見もあるかと思いますが、異業種・他職種からプログラマーに転職というケースにおいては、あなたの勉強時間を生み出してくれるVBAをやるというのが、なかなか悪くない選択だと思っています。

もしあなたがホワイトカラーな事務職だった場合、その効果はてき面でしょう。

ほとんどの事務作業員に会社が与えるPC(決まってWindowsが多いと思いますが)というのは、プリインストールされているソフト以外はインストール禁止、フリーソフトなんてもってのほか、セキュリティがどうのこうの言って、作業の効率を高めてくれそうな外部のソフトをインストールする事を許してくれません。

会社はどうしても使いたいなら、有料のきちんとサポートが付いたソフトをと主張してきますが、かと言って予算が降りるわけでもなく、情シスは不便な社内のWebアプリやシステムをおいそれと改善してくれるわけでもありません。

その結果発生するのが、Excelを使った大量の手作業であり、情報の不整合やミスがあれば修正箇所をいちいち探し出して修正するのも一苦労、残業地獄というのが世の常です。

残業が多ければ、仮に転職したいと思ってプログラミングの勉強に手を出しても、すぐに時間をとれなくなって挫折するのが関の山でしょう。

だけど、VBAをやればプログラミングの基本を勉強しながら、あなたの残業時間を減らすことができます。

そしてExcel VBAはExcelがインストールされたPCさえあれば、すぐにでも始める事が出来ます。

Excelのマクロは、あなたが毎月一生懸命に作成しているKPIや、そのための集計作業をボタンひとつでやってのける潜在能力を秘めています。

定型作業系はマクロを使った自動化に向いているし、初めはすべてを完全に自動化できなくても、自動化できる作業だけでもVBAを使って自動化してしまえば、それだけでも数分~数時間の時短につながります。

そうやってVBAで生み出した時間は、更なるVBAのスキルアップに充てる事もできるし、もっと本格的なJavaやPythonなどのプログラミング言語を勉強する時間としてもいいでしょう。

なんにせよ、今の仕事だけで手一杯の状態では、新しく勉強を始める事も難しいし、いつまでもプログラミング未経験の、プログラマーになりたい人で終わってしまうのです。

他のプログラミング言語の学習効率が上がる

VBAの基本的な文法や考え方は、その他のプログラミング言語と同じなので、VBAをある程度書き慣れていれば、もしあなたがそろそろPythonでも書いてみようかな~とPythonの勉強を始めたとき、割とすんなりと勉強を進めていくことができるでしょう。

私もPythonをはじめ、HTML, CSS, Javascript, PHP, SQLなどいろいろな言語に手を出していますが、どの言語をやるときもVBAをやったおかげで変に身構えることなく、すいすい勉強が進むことが多いです。

また、VBAをやりたいときというのは業務の時短ツールを作って生産性を上げたいとか、明確に解決したい問題があることが多いので、プログラミング学習でもっとも大きいハードルである、特に作りたいものがないという問題が発生しにくい。

そして、VBAを書くことと、問題解決が直結しているというのが、プログラミング自体に対する理解を深めるという点でとても有効だと思っています。

そもそもプログラミングというのは、実社会の様々な問題を解決するための手段なので、勉強のための勉強として適当なサンプルコードばかりを書いているだけでは喜びが少なくて挫折しやすいです。

でも、自分が業務で日常的に使う時短ツールを開発するとなれば、生きたプログラミングができます。

生きたプログラミングとは、自分の頭で考えながらコードを書き、その過程で出会う様々な課題を自力で乗り越えながら、自分が作りたいとツールを完成させるという体験です。

開発途中では、何度も壁にぶち当たって自分には無理なんじゃないかと思っても、地道なトライ&エラーの末にやっと完成して、思い通りに動作してくれたときの喜びといったらはかり知れません。

その経験の積み重ねが、プログラミング自体に対する理解も深める事につながるのです。

もちろん、他のプログラミング言語でもこの体験はできますが、自分が開発しなくても、便利なアプリは世の中に溢れているので、この解決すべき課題というのがとても発見しにくいと思ってます。

一方、社内の問題や課題というのは、なかなか外のツールでは解決が難しかったり、それこそ自分の業務単位での時短ツールとなれば、かなり独特なオーダーメイドされたツールが必要になります。

要は、VBAはこの世の中に存在しない、自分オリジナルのツールを開発するのに最適なのです。

VBAはExcelさえあれば開発を始める事が出来て、解決すべき課題や問題が明確なので、高いモチベーションを維持したままプログラミングの経験を積み重ねる事が出来る。プログラミングの楽しさを実感することができる。

あらかじめこの感覚を知っているのと知らないのでは、いざ本格的なプログラミングに挑戦しようとなったときのモチベーションは全然違ったものになるでしょう。

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この記事を書いた人

6浪したり、フリーターだったり、文系なのにガリレオに憧れて物理を独学してみたり、紆余曲折を経て会社員になった、中二病が治らない30代。「やりたいことが分からない」が分からない。いつも「かっこいい!」と感じる何かに突き動かされて多忙な毎日を送る。

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