ある日とつぜん退職金が廃止となり、
企業型の確定拠出年金に強制加入となりました!
あなたはどうですか?
退職金、消えていませんか?
いきなり退職金は廃止とか、
年金を自分で運用しなさい、とか言われても困りますよね…
そもそも投資とかよくわからんし、
会社から提示された運用商品。結局どれ選べばいいのよ?
ごもっともです。
私もそう思って、数年放置していましたが、
ついに…!
先延ばししがちな自分を奮い立たせて、色々勉強しました。
そして、決めました…!
拠出金100%を外国株式インデックスファンドで運用することに。
今回は、投資素人の私が、何故この運用方針にしたのか、
理由をシェアしていこうかと思います。
同じように投資先が決められなくて、悩んでいる方の参考になれば幸いです。
外国株式インデックスファンドを100%買う理由
100%外国株式の理由
なぜ外国株式なのか?
これは単純に、外国株式が一番リスクの大きい投資商品だからです。
え、リスクが大きいって危なくないの!?
と思うかもしれませんが、
投資の世界では、「リスク≠危険」であり、「リスク=不確実性」なんですね。
不確実と言うのは、
「大きく損するかもしれないし、大きく儲かるかもしれない」という事。
損をする確率と同じくらい
得をする確率もあるんですね。
ここで、ローリスク・ハイリターンは無いの?
と思うかもしれませんが、
私は、この世界にはハイリスク・ハイリターンか
ローリスク・ローリターンしか存在しないと思ってます。
むしろ、リスク無しで絶対に儲かるなんて言い寄ってくる人たちは
全員詐欺師くらいに思っていて、
それこそ「危険」なんじゃね? と思うのです。
とはいえ、万人に対して、大きなリスクをとって大きなリターンを目指そうぜ!
とか言いたいわけではなく、
私の運用方針が、「できる限り大きく殖やすこと」なので、
手段として、ハイリスク・ハイリターンを選択したというわけです。
拠出金をすべて外国株式に突っ込むので、超ハイリスクですね。
少なすぎるんじゃ!
え、何でこの人そんなにリスクとってまで殖やそうとしてんの?
って思うじゃないですか。
退職金の代わりになったなら、大人しく定期預金型の投資商品買って
元本保証で積み立てていった方が安全なんじゃない? と
いやもう、それが出来るならこちらとて無理に危ない橋わたりたくねーんですよ。
でも、現実はそんなに甘くないんです。
計算してみたんです。
もし、このまま定年まで会社からの拠出金だけを毎月積み立てていった場合、
いくらになるのか?
退職金の代わりだしな~
親の年代がもらってる額を考えると2000万とか3000万とか?
いや、でも最近は退職金もらえる額減ってるって聞くし
そもそももらえない会社も増えてるみたいだし
1000万くらいかな?
なんて期待をしながらエクセルを立ち上げて計算…
そして出てきた金額に驚愕…!
なんと
400万円
( ^ω^)・・・
は?
少なっ!
なによ400万て
年収? 年収なのかな?
これじゃあ1~2年しかもたねぇじゃねーか!
せめて、1000万! 1000万は欲しいよ~!
なにが東証一部だ。笑わせやがって。
という経緯を経て、
もう会社は頼れねぇ、自分で殖やすしかねぇ!
となったわけです。
ほんと、空から一億円降って来てほしい…。
インデックスファンドの理由
ファンドは2種類あります。
- インデックスファンド
- アクティブファンド
特徴をざっくり言うと、
インデックスファンドは手数料が安く、
アクティブファンドは手数料が高い。
そして、ほとんどのアクティブファンドはこの手数料の高さにより
インデックスファンドに勝てないと言われています。
なので、私としてもインデックスファンドでいいかな。という感じ!
ちなみに、インデックスファンドとアクティブファンドの見分け方は、
手数料が0.5%以下ならインデックスファンドで、
それ以上ならだいたいアクティブファンドとのこと。
買い方が重要。ドルコスト平均法
一気に買うな
というわけで、外国株式インデックスファンドに拠出金を100%突っ込もうとしているわけですが、
今口座にある全額を一気にこの運用商品にぶっこんでいいかと言うと、
そうではないらしい。
なぜなら、日々価格が変動するからなんですね。
例えば今日100円で買った運用商品が明日には50円になっていたり、
200円になっていたりするわけです。
狙い通りに上がればいいけど、
もし全額ぶっこんで下がったら確実に爆死☆確定です。
じゃあ50円の安いときを狙って一気に買えばいいじゃんという考えもありますが
その50円が本当に底値なのか、
実は高値なのかは誰にも分からないのですよ。
なぜなら、未来の株価が分かる人は
この世のどこにも存在しないからなんですね。
誰が予想したでしょう?
あのリーマンショックを。
このコロナ渦を。
100歩ゆずって、起きるかもしれないは予想できても
起きると断言することは不可能です。
ましてや、何かが起きた時の株価の変動など
複雑怪奇過ぎて無理でしょう。
変数が多過ぎ問題です。
なので、運用方針が決まったからと言って、
一気に買うという行為はなかなかにリスキーなんですね。
100円の運用商品が50円になって、
よっしゃ! 底値きた!
つって、全額ぶっこんだら、そのまま下がり続けて20円…
さらに下がるんじゃないかという恐怖心から、
すべて20円で売ったら、今度は爆上がりして100円にもどりましたー
ちーん…
なんて、あるあるな感じです。
え? なんでわかるかって?
確定拠出年金ではありませんが、
昔、株の短期トレードでやらかした経験があるからです。
そんな経験から得た教訓は、下記の2つ。
- 未来予想をしてはいけない。
- 自分が許容できないリスクをとってはいけない。
未来は誰にも予想できないし、
許容できないリスクをとると、冷静な判断が出来なくなるからです。
ドルコスト平均法
逆に
- 未来を予測しなくていい。
- 自分が許容できるリスクを計りながら買える。
これを実現できるのが、ドルコスト平均法という買い方です。
どんな魔法の買い方かと言うと、
毎月同じ金額を出して、少しずつ買う
です。
シンプルですね。
どんなに株価が暴落しても、どんなに株価が高騰しても
何も考えず、機械的に、毎月毎月同じ金額で買い増していく。
これをすることで、自分がどのくらいのリスクを許容できるのか
様子見しながら買う事が出来るし、
高値で買う事もあれば、底値で買う事もあるため
価格変動のリスクも抑えることが出来ます。
もし、はじめは外国株式に全額投資しようと考えて買い始めても、
途中から価格の上下に耐えられなくなって来たなら、
そこが自分のリスク許容度の限界点。
そこからはリスクをとるのは止めて、元本確保型の投資商品を買う
みたいに、運用方針を調整することが出来るのです。
出口戦略はどうするか?
老後間近の暴落。
これが一番怖いですね。
若いうちなら、暴落してもどうせ上がるんやろと悠長に構えていられますが
せっかく殖やした年金を、いよいよ使おうって時に暴落されてしまっては
これまでの苦労も水の泡です。
年齢が上がるごとに、外国株式の保有率を100%から少しずつ減らして、
元本確保型や債券など、リスクが低い商品の保有率を少しずつ増やしていくことで、
老後間近に暴落が直撃するのを避ける必要があります。
資産配分でよく聞くのは、
- 株式の割合=100-年齢
- 債券の割合=年齢
ですね。
例えば30歳なら、
株式は70%、債券は30%保有するといったやり方です。
私は、こんなのガン無視で、
株式の割合常に100%で挑もうとしているわけですが、
さすがに50歳を過ぎたあたりからは、
これを参考に債券などの割合を徐々に増やしていこうかと考えています。
参考文献
今回、運用方針を決めるにあたって参考にした動画を2つ紹介します。
私の運用方針はほぼコレ。
こちらは反対意見と言うか、上を選んだ際のリスクを把握できます。
いずれにしても、自分の資産状況や、リスク許容度をちゃんと把握して
メリットとデメリットを考えた上で、方針を決めるのが大事ですね。
個人的にはドルコスト平均法で徐々に買い増ししながら、
自分なりの運用方針を調整していくというのもアリかなと思います。
ちなみに、
下記はとりあえず5000円、外国株式インデックスファンドを買ってみた際の日々価格変動です。
12/1(火) :-4円
12/2(水) :-19円
12/3(木) :+45円
12/4(金) :+37円
12/7(月) :+89円
12/8(火) :+84円
12/9(水) :+103円
12/10(木):+73円
12/11(金):+66円
12/14(月):+51円
12/15(火):+50円
12/16(水):+81円
きっと買い増しするごとに、この変動幅がどんどん大きくなっていくんですね~
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